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化学工業日報

化学産業における実践的MOT【第2版】

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事業化成功事例に学ぶ

事業化の成功事例から見る実践的テキスト

著者 一般社団法人 近畿化学協会 化学技術アドバイザー会技術経営(MOT)研究会【編著】
出版社 化学工業日報社
発行日 2024年4月2日発売
サイズ A5判・310頁
ISBN    978-4-87326-769-2

本書の概要

 国際的な競争時代の現代、日本の化学産業においても重要な経営課題となっている研究・研究開発をいかに進めていくか。
 本書は、化学産業向けのMOTManagement of Technology;技術経営)に特化し、第1部では研究開発から事業化に至るまでのプロセスを中心に革新的・実践的なMOTに関する基本事項を解説、第2部では過去の事業化成功事例から共通する成功の主要因KSFKey Success Factor)(①研究テーマ決定までの経緯、②魔の川・死の谷を乗り切った要因、③ダーウィンの海を乗り切った要因、④事業継続(BCP)・発展の鍵)を分析、35例(事例1~20は初版、事例2135を第2版・本書)を取り上げています。

※初版掲載の事例1~20は本書案内Webページに掲載 

 企業で活躍する研究者、技術者や人材育成に携わる実務者の研究開発の生産性向上に役立つだけでなく、化学企業に就職を考えている大学生や技術系大学院生などの講義に使用される実践的テキストです。

※初版掲載の事例1~20を公開しています。

【ダウンロード】

※下記の手順で、ダウンロードしてください。
【ダウンロード】のボタンをクリックし、本書に差し込みのダウンロード用パスワードを入力してダウンロードし、パソコン等に保存してください。
※ダウンロードができない場合は、ご連絡先とダウンロード用パスワードを明記の上、pubeditor@chemicaldaily.co.jp あてにお知らせください。

【目 次】

第2版によせて

はじめに

第1部 日本の化学産業における研究開発を中心とした
    MOT(技術経営)

第1章 日本の化学産業の発展の歴史と今後の展望・課題
 1-1.日本の化学産業の発展の歴史
 1-2.日本の化学産業の現状
 1-3.日本の化学産業の将来展望
 1-4.化学産業の新事業開発・研究開発の事業化における
     MOT(技術経営)の重要性

第2章 イノベーション(技術革新)を誘起する研究開発
    テーマの選択と決定
 2-1.化学産業におけるイノベーション(技術革新)
 2-2.研究開発テーマの選択と決定
 2-3.公募テーマから絞り込む決定方法
 2-4.経営・技術戦略をベースとする決定方法
 2-5.経営戦略を構成する重要な要素
 2-6.企業戦略立案に活用される分析手法(フレームワーク)
 2-7.事業戦略立案に活用される分析手法(フレームワーク)
 2-8.企業および事業戦略を実現するための機能戦略、
     そして技術戦略
 2-9.研究開発戦略立案の概要
   (1)研究開発戦略における企業戦略技術領域と事業戦略
      技術領域
   (2)選択された事業ドメインと研究開発テーマとの関係
 2-10.重要な保有技術の棚卸(技術系譜)

第3章 研究開発テーマの実行におけるマネジメント
 3-1.戦略体系での技術戦略および研究開発戦略策定プロセス
     の位置付けと評価サイクル
 3-2.進捗度管理とステージゲートモデル
 3-3.ビーカースケールからベンチスケールへ-
     魔の川を乗り越える
 3-4.ベンチスケールからパイロットスケールへ-
     死の谷を越える
 3-5.パイロットスケールから本製造プラントの建設・稼働-
     第一のダーウィンの海を渡り切る
 3-6.本製造プラントの定常稼働と累積投資額の回収-
     第二のダーウィンの海を渡り切る
 3-7.イノベーションを誘発する新たな研究開発組織と施設

第4章 研究開発の成果を事業化に活かすための知財体制構築
 4-1.なぜ、三位一体の知財活動が必要となっているのか?
   (1)知的財産の真のユーザーは誰か?
   (2)知的財産の活用への道筋
   (3)三位一体の知財活動の必要性
 4-2.なぜ、三位一体の知財活動はうまくいかないのか?
   (1)三位一体の知財活動の実態
   (2)三位一体の知財活動のボトルネック
 4-3.三位一体の知財活動の実例について
   (1)三位一体の知財活動をデザインする上での留意事項
   (2)ダイセルの知財部門としての長期ビジョン
   (3)知財活動チームを母体とした三位一体の知財活動

第5章 創出された事業の継続と拡大
 5-1.継続的な技術改良によるコストパフォーマンスの向上と
     市場開発部門との連携による新規グレードの開発-
     事業の拡大
 5-2.事業の継続計画(BCP

第6章 研究開発から事業化に至る確率
 6-1.自社研究開発から事業化に至った事例
 6-2.研究開発テーマの棚卸事例

第7章 イノベーション創出のためのステージゲート法の実践
 7-1.ステージゲート法とは
 7-2.ステージゲート法の基本形
 7-3.ステージゲート法の考え方:未開の高山へのアタックに
     例えて
 7-4.ステージゲート法の実践
 7-5.ステージゲート法とフレームワークとの関係
 7-6.結言

第8章 化学企業におけるDXの取り組み
 8-1.DXの位置づけ
 8-2.DXによってできること
 8-3.化学企業でのDX取り組みの事例
 8-4.DX活用におけるマネジメントの注意点

第9章 大学におけるMOT教育
 9-1.はじめに
 9-2.MOT講義の計画(シラバス)
 9-3.課題解決のために用いるフレームワークに関する教育の例
 9-4.起業人材育成プログラム
 9-5.『化学産業における実践的MOT事業化成功事例に学ぶ』
     初版の活用

第2部 研究開発から事業化に至った事例から成功要因(KSF)を学ぶ
 [初版掲載事例リスト:事例1~20]
 事例21 塩化水素酸化による塩素製造技術の開発 - 住友化学
 事例22 サステナブル界面活性剤 バイオIOS®の開発 - 花王
 事例23 新タイプの疎水性エーテル系溶剤(CPME)の開発 -
     日本ゼオン
 事例24 ポリ乳酸改質剤TRIBIO®の開発 - 第一工業製薬
 事例25 低温高活性脱硝・ダイオキシン類分解触媒の事業化 -
     日本触媒
 事例26 ノンフタレート型アリル樹脂「RADPAR™」の開発 -
     大阪ソーダ
 事例27 新たな一歩、抗ウイルス性をもつ活性炭の開発 -
     満栄工業
 事例28 家庭防疫用殺虫剤メトフルトリンの発明 - 住友化学
 事例29 パーオキサイド加硫系フッ素ゴムの開発 -
     ダイキン工業
 事例30 タアクリル系エラストマー「クラリティ」の開発 -
     クラレ
 事例31 マイクロ波技術プラットフォームの事業化 -
     マイクロ波化学
 事例32 硬化性樹脂によるウェハーレンズの開発 -ダイセル
 事例33 フルオレン光学材料の開発と事業の軌跡 -
     大阪ガスケミカル
 事例34 口腔内崩壊錠用添加剤の開発 -ダイセル
 事例35 外科用止血シーラントの開発 - 三洋化成工業
 全事例のKSFの解析-傾向と特徴
 索引/図表索引/参考文献/執筆者紹介/編集委員一覧

【参考資料】[初版掲載事例:事例1~20]
 事例1 ε-カプロラクタム製造技術の開発 - 住友化学
 事例2 インパネ用ウレタンビーズ(TUB)の開発 -
     三洋化成工業
 事例3 光学分割用キラルカラムの開発 - ダイセル
 事例4 ガスバリア性樹脂エバールの開発 - クラレ
 事例5 耐熱性ポリアミド樹脂ジェネスタの開発 -
     クラレ
 事例6 省燃費タイヤ用シランカップリング剤の開発 -
     大阪ソーダ
 事例7 チョウ目殺虫剤フルベンジアミドの発明 -
     日本農薬
 事例8 ポリエステル系重合トナー(PEB)の開発 -
     三洋化成工業
 事例9 機能性ポバールの開発 - 日本合成化学工業
 事例10 光学フィルム用ラクトン環含有アクリルポリマーの
     開発 - 日本触媒
 事例11 高吸水性樹脂(SAP)の開発 - 三洋化成工業
 事例12 樹脂用永久帯電防止剤の開発 - 三洋化成工業
 事例13 高吸水性樹脂(SAP)の開発 - 日本触媒
 事例14 無機質マイクロカプセルの創製と実用化
     (国有特許の実用化例) - 大阪工業技術研究所
     (現 産業技術総合研究所関西センター)
 事例15 テレケリックポリマーの開発 - カネカ
 事例16 気相法による医農薬中間体の製造技術開発 -
     広栄化学工業
 事例17 アタックNeoの開発 - 花王
 事例18 半導体レジスト材料セルグラフィーの開発 -
     ダイセル
 事例19 光学活性プロパノール誘導体の工業的製法の開発 -
     大阪ソーダ
 事例20 スキンケア素材(ナールスゲン)と化粧品の開発 -
     ナールスコーポレーション