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化学工業日報

計算科学マネジメント

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計算科学マネジメントに関する本邦初の書籍

計算科学マネジメント

-企業で計算科学を有効に活用するにはどうしたらよいか

著 者 毛利 文仁 著
ISBN  978-4-87326-761-6
◉A5判/340ページ
◉定価:本体4,000円+税(送料別)
◉2023年9月12日 発売

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《研究開発セミナー》『計算科学マネジメント』
4月22日(月)ライブ配信、5月7日(火)~13日(月)アーカイブ配信

本セミナーの詳細・お申込みはこちら

本書籍の執筆者(毛利氏)が、企業の研究開発において計算科学を有効に活用するためのポイントを、経験を交えて解説します。書籍に書ききれなかった内容もお話しします。
【受講対象】「計算科学が未経験の方」、特に「これから研究開発に計算科学を活用しようと思っている幹部職の方」など
******************************

 産業界において、計算科学の大規模化・高度化が進み、材料開発ではAI/機械学習の利用が急速に発展しつつある現代、計算科学がその真価を発揮するための「計算科学マネジメント」が重要な課題であります。
 本書は“計算科学を有効に活用するにはどうしたらいいのか”をテーマに筆者の成功と失敗の体験を基に計算科学マネジメントに役立つポイントを挙げ、製品開発における計算科学業務の全体像が俯瞰できるよう解説しています。

[読者対象]
①企業の研究開発部門:自グループの研究開発に計算科学を導入しようと思っているリーダー、既に計算科学を取り入れているがどのように運用すべきかについて頭の整理をしたいリーダー、上長である研究所長、研究開発管掌役員など
②企業で計算科学に取り組みたいと考える学生

【目  次】
序文
第1章 本書で使う主な用語の定義
[1]用語の定義
第2章 化学産業の特徴
[1]はじめに
[2]化学産業と加工組立産業の「モノ作り」の根本的な違い
[3]事業化率や事業化に要する時間について
[4]研究開発の型
[5]化学産業における研究開発の型の変遷
[6]医薬品産業の研究開発
[7]材料開発における物理学の必要性
[8]材料開発では合成が主役ではなくなっている
[9]1980年代以降の計算化学の変遷
[10]企業における計算科学の使命
第3章 産業界における計算科学の運用状況
[1]はじめに
[2]産業競争力懇談会(COCN)の2011年度報告書
[3]なぜ計算科学はあまり役立っていないのか?
[4]計算科学とITおよび「手仕事重視バイアス」
[5]製造業の計算科学にはパトロンが必要
第4章 体験(1)磁場計算ソフトの開発
[1]はじめに
[2]磁場計算ソフト開発の内容
[3]接着マグネットローラー用磁場計算ソフトの開発
[4]成功要因について
[5]磁場計算手法の公開について
[6]1982年11月以降の筆者の処遇について
[7]手仕事重視文化はリーダーで払拭できる
[8]1990年代に入ってからのマグローラー事業
[9]基礎化学研究所への出向
第5章 体験(2)計算化学業務
[1]はじめに
[2]計算化学業務の総括
[3]浮かび上がった種々の問題
第6章 初期構造問題
[1]はじめに
[2]思いつかなければ始まらない-その1
[3]計算化学の様相の根本的変化
[4]重要性を増す非自然科学系理論
[5]量子化学計算にかけることのできるもの
[6]思いつかなければ始まらない-その2
[7]「計算化学による予測」とはどういうものか
第7章 計算予測不確実性の問題
[1]はじめに
[2]予備知識:乱立状態にあるDFT
[3]アッベ数の計算
[4]計算理論と化合物ごとに誤差が大きく異なった!
[5]一体どの計算理論を使えばよいのか?
[6]とりあえずはB3LYPでやるのだが…
[7]他部署に対する責任が発生する場合は怖い!
[8]計算化学担当者にとっての心理的安全性
[9]正確な予測に向けて
[10]それでも使った方がはるかに生産的
第8章 順問題と逆問題
[1]はじめに
[2]順問題
[3]計算科学ソフトの順問題への適用
[4]逆問題
[5]計算科学についての誤解を解いておきたい
第9章 モデル構想力
[1]はじめに
[2]モデル構想力とは
[3]抽象概念の理解について
[4]モデル構想力の2箱モデルによる表現
[5]モデル構想力がない人の頭の中
[6]評価能力について
[7]計算科学に関する評価能力の体得方法
[8]ボンド磁石製品開発におけるモデル構想力
[9]他部署での計算化学の成功例
[10]モデル構想力欠如で失敗した例
[11]仮想ポリマー法
[12]モデル構想力の外部化・標準化
第10章 有機機能性材料の分子設計
[1]はじめに
[2]包括的分子設計(包括設計)
[3]有機機能性材料の開発:ダメなケース
[4]計算化学専任者と実験担当者との好ましい連携
[5]有機機能性材料の開発の実態
[6]逆波長分散ポリイミドの開発
第11章 計算科学の準備実験
[1]はじめに
[2]巨石牽引作業の標準化
[3]CAEの準備実験
[4]計算化学の準備実験
[5]計算科学の準備実験は誰がやるべきか?
第12章 計算科学予測の検証実験
[1]はじめに
[2]経験的実験と理論的実験
[3]検査測定と解析測定
[4]検証実験の留意点と共同実施について
[5]検証実験を実験担当者に一任する場合
[6]検証実験を計算化学専任者に一任する場合
[7]検証実験の実験グループ内実施
[8]物理学の新理論の検証との違い
[9]化学合成がネック
第13章 計算科学の運用形態
[1]はじめに
[2]実験グループ内方式(1):スーパー実験家方式
[3]実験グループ内方式(2):グループ内分担方式
[4]専任者依頼方式
[5]技術活用の法則-RAPモデル
[6]計算科学専任部署と開発グループとの連携不足について
第14章 計算科学準備
[1]はじめに
[2]計算科学準備コスト(準備コスト)
[3]計算科学準備時間(準備時間)
[4]量子化学計算ソフトの使い分けと計算化学準備
第15章 計算科学と研究環境
[1]はじめに
[2]計算科学が始めやすくなる条件
[3]計算科学が成功しやすい対象:同種・異仕様品
[4]先進的なテーマの問題
[5]多角的化学企業の計算化学について
[6]計算科学を有効に活用し得る人材
第16章 計算科学と競争力
[1]はじめに
[2]計算科学の本質と競争力
[3]1980年代のマグローラーの磁場計算
[4]1990年頃までの他社の動き
[5]射出成型によるマグローラー成型
[6]現代における計算科学と競争力
[7]特許と計算科学
第17章 究極計算化学システムの世界
[1]はじめに
[2]「究極計算化学システム」とは
[3]「究極計算化学システム」を使いこなすのは誰か?
[4]コーポレート研究部門と生産技術部門との一体化
[5]化学企業の受託製造会社化?
[6]究極計算化学システム時代の特許戦略
[7]究極計算化学システムの公共財化
第18章 計算科学12カ条
[1]計算科学12カ条
[2]計算科学12カ条の運用に関する留意点
あとがき
謝辞