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化学工業日報

美しさをつくる色材工学 化粧品の開発からもっときれいになる使い方まで

通常価格 ¥5,500
通常価格 セール価格 ¥5,500
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税込み。

著者  柴田 雅史
出版社 化学工業日報社
発行日 2021年7月27日
サイズ A5判・418頁
ISBN  978-4-87326-741-8

 

本書の概要

 本書は、メイクアップ化粧品を題材に、色と光を制御する色材工学とその周辺技術を学ぶ入門書です。
 化粧品に用いられる色材を中心に、他の成分との組み合わせでできる様々な剤型(スティック、粉体、乳化物)、そして製品としての形態について解説します。技術者から一般の化粧品ユーザーまで幅広い人に興味をもっていただけるように、入門的な話から製造の実際まで解説、色材と化粧品の色と光に関する技術を幅広く網羅し、かつ体系的に理解できるように構成されています。
 本書を通して、化粧品を設計・製造したりする仕事に携ってみたいという人が増えたり、新しい工業技術を創成する上のヒントを提供するということがあれば幸いです。

【目  次】

はじめに

第1章 メイクアップ化粧品が目指す美肌と美人 そして色の作用
 1.1 メイクアップ化粧品が目指す美しさ 美肌と美人とは
  1.1.1 美肌と美人、その判断方法
  1.1.2 標準的な美人の基準-顔の形状
  1.1.3 顔のパーツのプロポーション
  1.1.4 美人の基準は多様である
  1.1.5 美肌の判断基準
  1.1.6 美肌を損なう原因
  1.1.7 化粧品の色と光で美人に見せる
  1.1.8 化粧品の色と光で美肌に見せる
  1.1.9 おしゃれに装う化粧品
  1.1.10 トレンドとともに変化する化粧品の構成
 1.2 化粧品とその機能
  1.2.1 化粧品の法律での規定
  1.2.2 化粧品の穏和な作用とは
  1.2.3 基礎化粧品による美肌の維持
  1.2.4 基礎化粧品プラスαの作用をもつ薬用化粧品
  1.2.5 メイクアップ化粧品の役割
  1.2.6 美肌に見せるベースメイク化粧品の種類と作用
  1.2.7 ベースメイクとポイントメイク化粧品で美人に見せる
  1.2.8 ポイントメイク化粧品でおしゃれに装う
 1.3 狙いの色にする色材
  1.3.1 色材で肌を彩る
  1.3.2 ベースメイクで用いられる色材の役割-色相と明度の調整
  1.3.3 彩度の調整と体質顔料の活用
  1.3.4 おしゃれに装うのに必要な色材
  1.3.5 彩度(鮮やかさ)を考慮した色材のラインナップ
  1.3.6 ポイントメイクとベースメイク化粧品での色の鮮やかさと色材の違い
  1.3.7 カバー力を考慮した色材の選定
  1.3.8 色材の混合による作用-減法混色
 1.4 化粧品の色材
  1.4.1 色材の分類-顔料と染料
  1.4.2 無色の色材の役割
  1.4.3 ものの色を表現する方法-三属性
  1.4.4 色相・明度・彩度と色材の関係
  1.4.5 マンセルの標識系での色表現
  1.4.6 色の三属性に加えて重要な見え方の性質-隠蔽性
  1.4.7 口紅での色表現
 1.5 メイクアップ化粧品で用いられてきた色材の歴史を振り返る
  1.5.1 先史のメイクアップ
  1.5.2 古代のメイクアップ化粧品
  1.5.3 中世から近世のメイク化粧品
  1.5.4 近代(19世紀~20世紀)
  1.5.5 東洋・日本でのメイクアップ化粧料

  Column 色のイメージや順位
  Column より美しく写す
  Column 色を確実に言葉で伝える方法

第2章 メイクアップ化粧品の種類とその組成
 2.1 美肌に見せる化粧品-ベースメイク化粧品
  2.1.1 まず始めに塗布する化粧下地
  2.1.2 肌の色味を補正するコントロールカラー
  2.1.3 代表的な形態のファンデーション-固形パウダーファンデーション
  2.1.4 固形パウダーファンデーションの特徴
  2.1.5 ファンデーションで用いる着色色材
  2.1.6 ファンデーションで用いる体質顔料
  2.1.7 リキッドタイプのファンデーション
  2.1.8 リキッドファンデーションの構成
  2.1.9 肌の欠点を集中的に隠すコンシーラー
  2.1.10 仕上げのベースメイク-おしろい
 2.2 美人に見せる•おしゃれに装うポイントメイク化粧品
  2.2.1 ポイントメイク化粧品の色の特徴
  2.2.2 リップメイク化粧品のバリエーション
  2.2.3 スティック状口紅の製品タイプ
  2.2.4 口紅の色と用いられる色材
  2.2.5 スティック口紅の構成
  2.2.6 唇にツヤを与えるリップグロス
  2.2.7 着色タイプのリップグロスとリキッド口紅
  2.2.8 リップグロスの構成
  2.2.9 塗布のツヤを上昇させる光輝剤とオイル
  2.2.10 輪郭を鮮明にするリップペンシル
  2.2.11 目周りを魅力的に彩るアイシャドウ
  2.2.12 アイシャドウの形態とメイク効果
  2.2.13 パウダーアイシャドウに用いる色材
  2.2.14 パウダーアイシャドウの中身と化粧崩れ防止対策
  2.2.15 リキッドアイシャドウの構成
  2.2.16 眉毛の形を補正するアイブロウ
  2.2.17 アイブロウペンシルの構成
  2.2.18 黒い色材カーボンブラック
  2.2.19 パウダーアイブロウの構成
  2.2.20 目元をくっきり描くアイライナー
  2.2.21 アイライナーの構成
  2.2.22 睫毛の長さや形をコントロールするマスカラ
  2.2.23 マスカラの多彩なタイプ
  2.2.24 マスカラの剤型と色材
  2.2.25 カールタイプのマスカラの構成
  2.2.26 ロングラッシュタイプのマスカラの構成
  2.2.27 ボリュームタイプのマスカラの構成
  2.2.28 ファンデーションの仕上げに用いる頬紅
  2.2.29 頬紅の構成
  2.2.30 爪に塗るカラフルなネイルエナメル
  2.2.31 ネイルエナメルに必要な性能
  2.2.32 ネイルエナメルの構成
 2.3 使いやすい化粧品にする-化粧品の容器
  2.3.1 口紅スティックの容器のタイプ
  2.3.2 口紅の成型方法と成型のしやすさ
  2.3.3 高機能な口紅の成型-ラバーモールド
  2.3.4 細かい口紅容器の工夫-揮発オイル入りや抜けトラブルへの対応
  2.3.5 口紅の破損と容器
  2.3.6 容器や塗布具が重要なマスカラ
  2.3.7 マスカラブラシの種類と性能
  2.3.8 リキッド化粧品の塗布具
  2.3.9 リキッドファンデーションで用いるスポンジ
  2.3.10 コンパクトやパレット容器に入った固形パウダー化粧品
  2.3.11 固形パウダー化粧品に適した塗布具
  2.3.12 リキッドファンデーションでコンパクト容器の使い勝手
        -クッションファンデーション
  2.3.13 粉体のおしろいに適した塗布具
  2.3.14 固形ファンデーションの破損問題と容器
 2.4 美肌と美人のための化粧品の使い方 適した製品の選択とメイク技法
  2.4.1 立体感を感じさせる目周りのメイク技法
  2.4.2 アイシャドウの形態と適した使用法
  2.4.3 カール力と持続力を重視したマスカラの選択
  2.4.4 睫毛を太く見せること、長く見せることを重視したマスカラの選択
  2.4.5 上手にマスカラを塗るための注意点
  2.4.6 アイブロウ化粧品での狙いの眉の描き方
  2.4.7 アイブロウの仕上がりや使い方と適した剤型
  2.4.8 目の形や大きさを変えるアイライナーの描き方
  2.4.9 アイライナーの仕上がりや使い方と適した剤型
  2.4.10 美唇の見え方と理想的なプロポーション
  2.4.11 美唇に見せるメイク技法
  2.4.12 似合う口紅の色を選ぶ
  2.4.13 美肌に見せるためのベースメイク化粧品-化粧下地の選択と塗布方法
  2.4.14 適正なリキッドファンデーションの選択
  2.4.15 ファンデーションでツヤを適正に、好みの塗布感触に
  2.4.16 肌質を考慮したファンデーションの選択
  2.4.17 肌の欠点を隠すコンシーラーの選定
  2.4.18 コンシーラーの使用技法
  2.4.19 仕上げのベースメイク-血色をよくみせる頬紅
  2.4.20 おしろいでの質感調整
  2.4.21 顔の立体感をだすメイク技法
 2.5 メイクアップ化粧品とともに使用する洗顔化粧品・メイク落とし化粧品
  2.5.1 メイクの前後での洗浄行為
  2.5.2 洗顔剤の汚れ落とし機構と構成
  2.5.3 メイク汚れに特化したメイク落とし化粧品
  2.5.4 メイク落としによる化粧品の肌からの除去方法
  2.5.5 メイク落とし化粧品の構成
  2.5.6 メイクアップ化粧品に関連する肌への負担
  2.5.7 手軽なシート状メイク落とし
  2.5.8 洗浄力を強化したメイクリムーバー
 2.6 髪のメイクアップ化粧品-ヘアカラー
  2.6.1 ヘアメイク・ヘアカラーと肌用メイクアップ化粧品
  2.6.2 ヘアカラー製品の分類-医薬部外品製品と化粧品製品
  2.6.3 長期間持続する、酸化染毛剤
  2.6.4 酸化染毛剤の構成
  2.6.5 酸化染毛剤で毛髪に色がつく仕組み
  2.6.6 過酸化水素やアンモニアを用いない非酸化染毛剤
  2.6.7 非酸化染毛剤と類似のお歯黒での黒化
  2.6.8 非酸化染毛剤での染毛
  2.6.9 染料を用いた半永久染毛料
  2.6.10 半永久染毛料の着色機構と構成
  2.6.11 肌用化粧品とは異なる半永久染毛料の色素
  2.6.12 メイクアップ化粧品とよく似た一時染毛料(毛髪着色料)

  Column 色選びに悩んだ時は
  Column 化粧品の中身のお値段
  Column 惚れ薬効果のある化粧品

第3章 色と光を作り出す化粧品の色材と剤型
 3.1 赤・黄・青、鮮やかな色の有機色材
  3.1.1 色材の分類-顔料と染料
  3.1.2 水溶性染料の不要化処理-レーキ
  3.1.3 化粧品に使用しても良い合成色素-法定色素
  3.1.4 法定色素の分類と使用できる範囲
  3.1.5 化学構造に基づく有機色素の分類-色がでる仕組み
  3.1.6 有機色材の化粧品での使用の特徴
 3.2 白・黒・茶-カバー力の高い無機色材
  3.2.1 無機色材の特徴
  3.2.2 酸化鉄系統の顔料-赤酸化鉄
  3.2.3 黄酸化鉄と黒酸化鉄
  3.2.4 白色の顔料-酸化チタン
  3.2.5 酸化チタンの2種の結晶系と特徴
  3.2.6 白色顔料-酸化亜鉛
  3.2.7 青や緑の無機顔料
  3.2.8 黒色顔料 カーボンブラック
  3.2.9 現在は用いられていない無機顔料
 3.3 無色の光の美しさと感触調整-体質顔料
  3.3.1 自然な仕上がりに不可欠な、透明な粉体
  3.3.2 無彩色粉体の光の性質-反射と屈折率
  3.3.3 体質顔料の基本的な役割-薄め剤
  3.3.4 体質顔料の役割-感触と仕上がりを制御する
  3.3.5 付着位置を制御する形状
  3.3.6 美肌に関する肌のツヤの作用
  3.3.7 体質顔料によるツヤの制御
  3.3.8 体質顔料による光散乱の効果
  3.3.9 美肌の見え方を再現するソフトフォーカス粉体
  3.3.10 板状の体質顔料-粘土鉱物
  3.3.11 粘土鉱物以外の板状体質顔料
  3.3.12 球状の体質顔料の性質
  3.3.13 球状シリカ
  3.3.14 不定形の体質顔料
  3.3.15 合成樹脂の体質顔料
 3.4 きらめく光と色-パール顔料
  3.4.1 パール顔料による光の反射
  3.4.2 パール顔料による着色-干渉色
  3.4.3 化粧品でのパール顔料の効果
  3.4.4 パール顔料の混合-加法混色
  3.4.5 新しいパール顔料の開発-輝きの強いパール顔料
  3.4.6 パールの干渉色を強める方法
 3.5 化粧品製剤の技術
  3.5.1 化粧品の構成成分と剤型
  3.5.2 メイク化粧品の基本構成-オイル分散物
  3.5.3 化粧品に用いられるオイル
  3.5.4 化粧品の性能に重要なオイルの粘度
  3.5.5 オイルの水への近さを示す-極性
  3.5.6 ベースメイク化粧品で多用されるさっぱりとしたオイル-シリコーンオイル
  3.5.7 スティックなどオイルを固めた化粧品-オイルゲル
  3.5.8 スティック化粧品で用いられるゲル-ワックスゲル
  3.5.9 ワックスゲルに用いられるワックスの種類
  3.5.10 シリコーンオイルのワックスゲル
  3.5.11 軟らかいゲル-オルガノゲル化剤によるゲル
  3.5.12 リキッド化粧品に用いられる乳化物製剤-界面活性剤の性質
  3.5.13 界面活性剤の種類と用いられる化粧品
  3.5.14 界面活性剤を自在に扱うための指標-HLB
  3.5.15 O/W型とW/O型乳化物
  3.5.16 パウダー化粧品の剤型-粉体混合物

  Column 化粧品を支える様々な研究
  Column 化粧品を設計し製造する科学-コロイド界面化学
  Column 色の名前から色をイメージする

第4章 メイク化粧品を安心して使用するための技術
 4.1 化粧品の安全性評価と全成分表示
  4.1.1 化粧品製品の安全性を確認し、保証する
  4.1.2 ユーザーへの情報開示-化粧品全成分表示のルール
  4.1.3 化粧品に使用してはいけない成分、使用して良いものはこれだけという成分
        -ポジティブリスト、ネガティブリスト
 4.2 化粧品の安全性を確認し、保証する
  4.2.1 化粧品の安全性を評価する方法
  4.2.2 安全性評価方法の概要-口に入った時の安全性
  4.2.3 肌に対する安全性
  4.2.4 光に関わる安全性
  4.2.5 目や遺伝子に対する安全性
  4.2.6 ヒトでの原料と化粧品製品の安全性評価
  4.2.7 安全性試験における動物試験代替の現状
 4.3 長期間安心して使える化粧品を作る安定性評価と防腐防黴
  4.3.1 化粧品の品質と安定性とは
  4.3.2 化粧品で起こるいろいろな品質変化
  4.3.3 化粧品の安定性の確認方法-高温での加速試験
  4.3.4 種々の温度条件での加速試験
  4.3.5 安定性試験でチェックする項目
  4.3.6 光に対する安定性
  4.3.7 分離や増粘の安定性試験・加速試験
  4.3.8 成型製品での破損しにくさの評価
  4.3.9 振動や落下による破損の検査
  4.3.10 使用時の過剰負荷による破損の検査
  4.3.11 微生物汚染に対する安定性試験
  4.3.12 防腐剤による汚染の防止
  4.3.13 化粧品の防腐防黴性能の確認
 4.4 昔の色を現代で使用する-天然色素
  4.4.1 安心安全のため、再び天然色素へ
  4.4.2 長い歴史をもつ赤色色素 ベニバナ赤
  4.4.3 合成色素相当の性能をもつコチニール
  4.4.4 バイオ技術で話題となったシコニン
  4.4.5 カロテノイド系の色素
  4.4.6 その他食用で用いられる天然色素類
  4.4.7 メイクアップ化粧品を天然色素だけで作れるか
 4.5 生き物のメイクアップから学ぶ-構造色の応用
  4.5.1 生き物の彩りの目的と発色の機構
  4.5.2 モルフォ蝶の構造発色
  4.5.3 自然界の種々の干渉色

  Column 突然使えなくなった化粧品成分-その1 害が判明した例
  Column 突然使えなくなった化粧品成分-その2 使用が規制された例
  Column 植物原料、食品原料ならば安全か

第5章 メイクアップ化粧品をより高性能にする技術
 5.1 光を制御して自然な美肌・美人に色材による光拡散制御
  5.1.1 化粧品での光の制御と役割
  5.1.2 透明性と隠蔽性
  5.1.3 メイクアップ化粧品における隠蔽性(カバー力)の役割
  5.1.4 色材の隠蔽性の大小
  5.1.5 美肌の見え方の再現-光の散乱
  5.1.6 美肌内部での光の散乱と色材技術
  5.1.7 美肌の肌色への色補正
  5.1.8 肌の色ムラを自然に補正
  5.1.9 美肌表面の反射特性(ツヤ)の再現
  5.1.10 タルミなど立体的な欠点を目立ちにくく
  5.1.11 毛穴を目立たなくする色材
  5.1.12 唇をふっくら見せるメイクアップ効果
 5.2 一日中美しく-化粧効果の持続技術
  5.2.1 メイクアップ化粧品を持続させるための課題
  5.2.2 口紅が落ちてしまう原因と対策
  5.2.3 口紅の持続性向上-色材を唇から離れさせない方法
  5.2.4 被膜形成やゲル化による持続性向上
  5.2.5 ファンデーションの化粧崩れのパターン
  5.2.6 ファンデーションの持続性向上-色材の肌への付着
  5.2.7 汗や皮脂からファンデーションを守る
  5.2.8 くすまない色材や皮脂を固定する色材
 5.3 美肌の大敵 紫外線とUV防御剤
  5.3.1 紫外線の肌への悪影響
  5.3.2 紫外線から肌を守る紫外線防御剤
  5.3.3 紫外線散乱剤の粒子の大きさと効果
  5.3.4 微粒子酸化チタンの特性
  5.3.5 微粒子酸化亜鉛による紫外線防御
  5.3.6 紫外線防御の性能を示すSPF・pa表示
  5.3.7 紫外線吸収剤と紫外線散乱剤の違い
 5.4 色材の発色を向上させる 混合・分散技術
  5.4.1 色材の分散性で変わる化粧品の性能
  5.4.2 化粧品中での色材の状態
  5.4.3 色材の分散工程と分散装置
  5.4.4 口紅製造における色材の分散機構
  5.4.5 色材のオイルへの濡れを良くする
  5.4.6 分散性を向上させる顔料分散剤
  5.4.7 表面処理による無機顔料の分散性向上
  5.4.8 黒色顔料の分散性の問題
 5.5 品質向上・化粧崩れ防止の技術 粉体表面処理
  5.5.1 化粧品粉体での表面処理の役割
  5.5.2 表面を疏水的にする有機表面処理
  5.5.3 表面処理剤の顔料への結合機構
  5.5.4 有機表面処理-脂肪酸や高級アルコールでの処理
  5.5.5 シリコーン表面処理とアルキルシラン処理
  5.5.6 感触や保湿性の向上を狙った表面処理
  5.5.7 撥油性を付与するフッ素処理
  5.5.8 安定性を向上させる無機表面処理
  5.5.9 無機表面処理の方法

  Column 化粧品の持続性、汗と涙の物語
  Column 光源で変わる色
  Column 役に立つ結晶、トラブルを起こす結晶

第6章 メイクアップ化粧品の新展開 周辺技術との融合
 6.1 食べられる化粧品の設計 食品原料の活用
  6.1.1 食品用原料を化粧品で使用するメリット
  6.1.2 食品用原料と化粧品原料の違い
  6.1.3 食品と化粧品の両方に使える油性原料とその課題
  6.1.4 化粧品に使用できる食品用色材
 6.2 AI時代のメイク化粧品
  6.2.1 ITを活用した化粧品選び
  6.2.2 プリント技術と化粧品の融合
 6.3 メイクアップ化粧品を手作りで楽しむ
  6.3.1 手作りメイクアップ化粧品の原料入手と作り方
  6.3.2 手作り口紅の原料
  6.3.3 手作り口紅の作成手順
  6.3.4 手作り口紅の組成調整
  6.3.5 手作り口紅の作成の注意点
  6.3.6 フェイスパウダーの作成例
  6.3.7 フェイスパウダーの原料の用意
  6.3.8 フェイスパウダーの作成手順
  6.3.9 市販化粧品のブレンドで手作り化粧品を作る-リキッド製品のブレンド
  6.3.10 ルースパウダー化粧品のブレンド
  6.3.11 口紅のブレンド
 6.4 医療・介護の場でのメイクアップ化粧品の活用-メイクセラピー
  6.4.1 医療行為としての化粧
  6.4.2 メイクセラピーの効果の実際
  6.4.3 メイク作業の医療やリハビリでの活用
  6.4.4 メイクセラピーで用いる化粧品の課題
 6.5 対象者を絞った化粧品-シニア向け、男性向け、敏感肌対応
  6.5.1 シニア世代向けメイク化粧品の特徴
  6.5.2 シニア向けベースメイク化粧品の実際
  6.5.3 シニア向けアイメイク化粧品
  6.5.4 シニア向けリップ化粧品
  6.5.5 男性用メイク化粧品
  6.5.6 肌の弱い人や敏感肌用のメイクアップ化粧品
  6.5.7 敏感肌用の○○フリー化粧品
 6.6 装飾品を化粧品に活用する
  6.6.1 貴金属を化粧品に使う
  6.6.2 宝石を化粧品に配合する

  Column 化粧での五感の活用
  Column 免許の写真を美人に
  Column 化粧品を手作りする-実践編
  Column 悪い環境をブロックする化粧品

 おわりに