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化学工業日報

2050年戦略2 進まない日本のイノベーション- 危機的状況からの脱却

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税込み。

著者  2050年戦略研究会[編著]
出版社 化学工業日報社
発行日 2021年11月2日
サイズ A5判・540頁
ISBN  978-4-87326-747-0

 

「日本の低迷はイノベーションの不足にある」-
世界に追いつくか、おいていかれるかの分岐点
ジレンマを克服するヒント


本書の概要

 2050年までの世界の全体マップで日本はどの位置になるのか、このままではどんどん相対的に後退するという現実をもう少し日本人一人ひとりが真剣に考える必要があります。
 現在の日本は技術を中心としたイノベーションについて世界から完全に遅れをとっていますが、再び日本にイノベーションの力を取り戻すヒントとして本書を手元においていつでも参照してほしいと願います。(「推薦のことば」より)
                                    勝間 和代
 令和になり、日本は多くの分野で世界から取り残されている状況が明白になってきています。COVID-19後の世界はさらに急激な変貌を遂げるかもしれないという現状を認識しているリーダーや問題意識をもった方々へ向けて、「いま始める」イノベーションに繋がる各分野の知恵や戦略を提案します。

【執筆者】

内藤 克彦(京都大学)[全体編集;はじめに、第1章、第2章(1)~(3)①③、(4)、第3章、第4章(1)~(3)、(8)、第5章、第6章9.、11.、あとがき]
石原 智也(NTTファシリティーズ)[第6章7.]
大濱 英郎(2050 年戦略研究会)[第4章(6)、第6章2.]
小野 昌朗(東京アールアンドデー)[第2章(3)②、第6章6.]
小林 成基(自転車活用推進研究会)[第6章1.、第7章]
近藤 克彦(未踏医科学研究財団)[第6章12.]
須谷 良夫(コンサルタント)[第6章10.]
竹林 征雄(バイオマス産業社会ネットワーク)[第2章(5)、第6章3.]
永田 敏(VPEC)[第6章9.(1)]
俣野 実(あおみ建設)[第2章(6)、第4章(4)(5)(7)、第6章8.]
水口 倫太郎(あおみ建設)[第4章(7)]
水戸部 啓一(フリー)[第2章(7)、第6章4.、9.(2)]
南 真由美(NPOフェアトレード・ラベル・ジャパン)[第2章(8)]
森  繁(2050年戦略研究会)[第6章5.]

 

[目 次]

推薦のことば
はじめに

第1章 我が国と世界の関係の近世史の流れ

第2章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)前の国際的な潮流
(1)米国の2035年の世界潮流の見方
(2)EUの2035年の世界潮流の見方
(3)地球温暖化とエネルギー安全保障
(4)世界のブロック化と覇権競争
(5)バイオの動向
(6)分散型社会と都市集中
(7)インターネット社会とデジタル革命
(8)シェアリングエコノミー

第3章 新型コロナウイルス感染症(COVID-19)後の国際的潮流の変化
(1)COVID-19恐慌の勃発
(2)エネルギーへの影響
(3)仕事の仕方の変革
(4)グローバルサプライチェーンの見直し
(5)米中対立の先鋭化

第4章 日本の課題
(1)低い労働生産性と一人当たりGDP
(2)イノベーションのジレンマ
(3)少子高齢化と人口減少社会
(4)都市集中と消滅可能地域の増加
(5)基幹インフラの完成とリノベーション
(6)エネルギー(低炭素化、自給率)
(7)自然災害リスク(台風、地震など)
(8)自動車の電動化

第5章 2050年の日本の目指す姿
(1)イノベーションできる社会への回帰
(2)グローバル化とアイデンティティと教育
(3)デジタル社会のインパクト
(4)通貨と投資
(5)グローバル・リスクへの対応

第6章 産業分野別の状況
1.持続可能な政治
(1)常識が通用しない政治体制が隣で生まれていた
(2)極東の島国である宿命からは逃れられない
(3)情報氾濫時代には衆愚政治に陥りやすい
(4)一人歩きする「説明責任」の歪み
(5)永遠に開示しなくていいシステムは時代遅れ
(6)科学的思考と論理的思考を備えた説明責任
(7)平和志向の強い女性リーダー
(8)日本がどこに位置しているかを再認識せよ
2.持続可能なエネルギー体系
(1)2050年に向けた課題
(2)エネルギー選択
(3)2050年未来予測
3.バイオ関連のこれから
(1)バイオテクノロジーの世界
(2)バイオマスの世界
4.持続可能な交通
(1)持続可能なモビリティに向けて
(2)モビリティを取り巻く新たな潮流
(3)モビリティを巡る環境の変化
(4)モビリティの未来と日本の選択
5.持続可能な物流・バス
(1)物流の現状と課題
(2)公共交通の現状と課題
(3)持続可能な人やモノの移動
(4)まとめ
6.電気自動車の将来
(1)電気自動車発展の歴史
(2)電気自動車新時代
(3)COVID-19以降の世界での電気自動車
7.持続可能な都市
(1)コロナ禍で変化した仕事と生活環境の在り方
(2)都市、郊外、農村-それぞれの良さをいかした生活の実現へ
(3)歩くことの価値を再認識する
(4)歩けるまちづくりを目指して
(5)車中心の都市空間からの脱却
(6)都市持続へ豊かなコミュニティ社会の醸成
(7)多様で豊かな住環境づくり
(8)共通のビジョンで持続可能な都市を
8.持続可能なインフラ
(1)通常の変化の速度での2050年のインフラ
(2)歴史を動かしたインフラ
(3)分野別に2050年に期待されるインフラ
(4)国際貢献を視野に入れた、街づくり・国つくりへの貢献
9.イノベーションを生み出す環境
(1)そうぞうりょく(想像力+創造力)と教育
(2)創造のマネジメント
(3)リーダーの育成と支援
10.カードと仮想通貨
(1)価値とは何か
(2)信用とは何か
(3)利便性とは何か
(4)仮想通貨はどうなっていくか
11.再生可能エネルギーと地域活性化
(1)再生可能エネルギーの主力電源化
(2)再生可能エネルギーの変動を如何にして調整するか
(3)地域のプロジェクト
12.想像されるAI
(1)デジタルデータが自由自在に繋がるためには
(2)これからのエッジ型分散システムの発展
(3)今後のエッジ分散型システムを活用したシンギュラリティの実現について

第7章 まとめに代えて

あとがき