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化学工業日報

コンビナート統合

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税込み。

日本の石油・石化産業の再生

さまざまな課題に対応しながら、石油、石油化学、化学会社が生き残っていくための方策を考える一冊

著者  稲葉和也(山口大学大学院技術経営研究科教授),
橘川武郎(一橋大学大学院商学研究科教授),
平野創(成城大学経済学部専任講師)/著
出版社 化学工業日報社
発行日 2013年1月29日
サイズ B6判・270頁
ISBN    978-4-87326-619-0

本書の概要

日本の石油、石油化学、化学会社は、原材料の確保と高騰する価格への対応、急激な円高への対処、省エネルギー対策、環境問題への対処、国際競争力の確保、国内と海外拠点との役割の明確化による生産体制の再構築などを課題の中心に挙げてきた。これらの課題に対応しながら、石油、石油化学、化学会社が生き残っていくためにどのような方策があるのかを考えることが本書の目的である。 (「はしがき」より)

【目  次


第1章 今、なぜコンビナートに注目するのか
コンビナートとは何か/「コンビナート・ルネサンス」/石油製品需要の急減と製油所の縮小/競争力あるコンビナートなくしてエネルギー・セキュリティはありえない/石化産業が直面する問題/石化産業の将来ビジョンとコンビナート/石油・石化産業の国際競争力強化/地域経済の活性化/エネルギー・セキュリティの確保

第2章 コンビナート事業連携の理論と構築
スキーム 「資本の壁」、「人の壁」、「地理の壁」を越えて/事業連携による経済性/コンビナート特区構想と構築スキーム/事業連携とスタグハントゲーム

第3章 日本のエチレンセンターの歴史
エチレンセンター発展の概要/エチレンセンターの誕生と発展/石油化学官民協調懇談会による設備投資調整の時代/設備過剰の発生とその対応/新増設の活発化からエチレンセンターの集約へ

第4章 コンビナート高度統合
コンビナート高度統合の背景/世界における石油・石化産業の環境変化/日本におけるコンビナートの競争力強化とRING事業

第5章 RING事業によるコンビナート連携の進展-鹿島・千葉・水島・周南
鹿島コンビナートの形成と展開/現在の鹿島コンビナート/鹿島におけるRING事業/千葉コンビナートの形成と展開/現在の千葉コンビナート/千葉コンビナート企業の今日的課題/千葉におけるRING事業/水島コンビナートの形成と展開/現在の水島コンビナート/水島におけるRING事業/周南コンビナートの形成と展開/現在の周南コンビナート/周南におけるRING事業

第6章 統合の進展が期待されるコンビナート -知多・川崎・四日市・大阪・大分
統合の余地が大きいコンビナート/知多/川崎/四日市/大阪/大分

第7章 連携によらないコンビナートの強化
製品高付加価値化によるコンビナート強化/住友化学・愛媛地区/三井化学・岩国大竹地区/三菱化学・四日市地区

第8章 コンビナート統合を超えて
稀少財としてのコンビナート/「資本の壁」と「地理の壁」/「資本の壁」を越えて-自治体や国の役割/「地理の壁」を越えて-コンビナート間広域連携へ/「国境の壁」を越えて-石油・石化産業の成長戦略