【目 次】
はじめに
第1章 米国のガスシステムの概要
1.1 米国の天然ガス供給
1.2 米国のLNG取引
1.3 天然ガスの処理と輸送
1.4 天然ガス貯蔵
1.5 天然ガス市場と市場取引
第2章 英国のナショナルバランシングポイント
2.1 NBP
第3章 アジアのLNGハブの可能性
第4章 米国ガス自由化の申し子エンロン
4.1 米国ガス事業の自由化
4.2 エンロンの登場
4.3 エンロンのビジネス
4.4 リーマンブラザーズの野望
4.5 エンロンが残したもの
第5章 欧米の市場
5.1 市場の発展
5.2 Clearing House
5.3 市場運営会社
5.4 市場運営会社と金融業
第6章 英国のガスマーケットの仕組み
6.1 英国のガス自由化
6.2 NBPの仕組み
6.3 イギリスの市場運営とAPX Gas UK
第7章 欧州のガス供給の安全保障と統一卸売市場設立
7.1 欧州の天然ガス
7.2 国境をまたぐパイプラインの枠組み
7.3 ウクライナ問題とEnergy Charter Treaty
7.4 ドイツのパイプラインシステム
7.5 EUのGas Directiveとガス市場の自由化
7.6 ドイツのもう一つの顔
7.7 ドイツのガス価格と市場化
7.8 Gazprom
第8章 LNGの契約と価格設定
8.1 LNG契約の歴史
8.2 米国型LNG価格
8.3 欧州型LNG価格
8.4 アジア型LNG価格
8.5 日本での市場創設の論議
第9章 エネルギー文明論
9.1 本章の目的
9.2 ちょっと長めのイントロダクション
9.3 国際政治と天然ガス
9.4 イノベーションと天然ガス
9.5 環境問題と天然ガス
9.6 エネルギービジネスとグローバルリーダー論
9.7 エネルギー文明と「人間精神の名誉」