コンビナートと地方創生
地域社会が持続的に発展する切り札
コンビナートシリーズ完結編
<好評発売中>
- 著者 稲葉和也/平野 創/橘川武郎 著
- 発行日 2020年11月26日発売
- サイズ B6判・242頁
- ISBN 978-4-87326-728-9
本書の概要
本書(「コンビナート」シリーズ第3弾(完結編))では、コンビナートを「希少財」として捉え、競争力を維持しながら積極的に活用することで“まちおこし”や“地方創生”の切り札となり、地域社会が持続的に発展することが重要と説いています。
石油・石油化学・化学会社の経営層や事業所長をはじめ、コンビナート業務に従事する管理職、現場実務者、地域の行政関係者にも必読の書です。
●「コンビナート」シリーズ 好評既刊
第1弾
コンビナート統合 日本の石油・化学産業の再生
2013年1月発行
定価:本体2,500円+税(送料別)
第2弾
コンビナート新時代 IoT・水素・地域間連携
2018年7月発行
定価:本体2,500円+税(送料別)
【目 次】
はしがき
第Ⅰ部 コンビナートと地域社会
第1章 コンビナートと地域経済
(1)日本の産業構造
(2)地域別にみる製造品出荷額と付加価値額
(3)地方財政への影響
(4)時系列でみた各コンビナート地区の出荷額等の動向
(5)地域差の要因分析
第2章 コンビナートと地方自治体
(1)なぜ「地方創生」が問われるのか。
(2)コンビナート立地自治体における
「まち・ひと・しごと創生総合戦略」
(3)各自治体におけるコンビナート関連重要業績 評価指標(KPI)
(4)地域資源としてのコンビナート
第Ⅱ部 ケーススタディ
第3章 鹿 島
(1)鹿島コンビナートの歴史と概要
(2)鹿島臨海工業地帯の造成と茨城県
(3)鹿島経済特区
(4)鹿島臨海工業地帯競争力強化検討・推進会議
(5)鹿島コンビナートの今後
第4章 千 葉
(1)千葉コンビナートの歴史と概要
(2)京葉臨海工業地帯の造成と千葉県
(3)「エネルギーフロントランナーちば推進戦略」
(4)「明日のちばを創る!産業振興ビジョン」
(5)千葉コンビナートの今後
第5章 川 崎
(1)川崎コンビナートの歴史と概要
(2)川崎臨海部工業地帯の造成と神奈川県・川崎市
(3)川崎市の産業政策のあゆみ
(4)臨海部ビジョン
(5)川崎コンビナートの今後
第6章 四日市
(1)四日市コンビナートの歴史と概要
(2)四日市コンビナートの造成と四日市市
(3)四日市市の産業政策のあゆみ
(4)四日市コンビナート先進化検討会
(5)四日市コンビナートの今後
第7章 堺・泉北
(1)堺泉北コンビナートへの企業進出
(2)大阪府・堺市・高石市におけるコンビナート支援策
第8章 水 島
(1)水島コンビナートへの企業進出
(2)岡山県・倉敷市におけるコンビナート支援策
第9章 周 南
(1)周南コンビナートへの企業進出
(2)山口県・周南市におけるコンビナート支援策
第10章 大 分
(1)大分コンビナートの歴史と概要
(2)大分鶴崎臨海工業地帯の造成と大分県
(3)大分コンビナートでの取り組み
(4)大分コンビナート企業協議会
(5)大分コンビナートの今後
第11章 新居浜
(1)新居浜コンビナートの歴史と概要
(2)住友化学による愛媛地区の事業再構築1
(3)新居浜市ものづくり産業振興ビジョン
第Ⅲ部 地方創生とコンビナート
第12章 本書が明らかにしたもの
第13章 人口増加時代の地方創生とコンビナート
第14章 人口減少時代の地方創生とコンビナート
第15章 新陳代謝と持続可能性
あとがき